
ブラジルに旅行したい!
ベレンってどんな町?
こういった疑問に答えます。今回は、ブラジル北部ベレンについて紹介します。
ブラジルのイメージといえば、サンパウロやリオデジャネイロなどが有名です。
ベレンの生活は、サンパウロやリオとは全く異なり、驚きの発見ばかり。
それもそのはず、ブラジルは日本の約22.5倍。
今回は、食文化、州民性、方言まで、ベレンの魅力を紹介します。
別のブラジル!?パラ州の歴史 ベレンで行った方が良い場所
パラ州は、ブラジルの北部に位置しており、サンパウロから飛行機で約4時間ほどです。
サンパウロからベレンに向かう時、アマゾン川が見えます。

ベレンで訪れたい場所は、ベレンの天下の台所「Ver o peso」。


庶民の台所の役割を担っており、
アマゾンフルーツ、ナッツだけでなく、珍しい魚などを見ることもできます。
ベレンの方言
日本語にも方言があるように、ポルトガル語にも方言があります。
例えば、蚊を、サンパウロでは「pernilongo」、リオでは「mosquito」、ベレンでは「carapanã」と呼びます。
また、Sの発音は、リオの発音と似ており、「シュ」と発音します。
日本で県民性があるように、ブラジルにも州民性があります。
個人の性格にもよるかとは思うのですが、ベレンの州民性は、なんといっても親切!
とはいえ、良いことばかりではありません。
サービスのレベルは、とにかく悪いです。
特に、スーパーのレジは、お客が待っていようが、同僚との会話が最優先。
サンパウロなどの他の州にもいきましたが、最下位レベルでサービスの質は悪い印象です。
食べないと損!?ベレンは郷土料理の宝庫!?
ベレンは、シュハスカリヤはありますが、ブラジル料理のレストランは殆ど見かけません。
ベレンの一番の魅力、なんといっても郷土料理の種類がとにかく豊富。
例えば、tacacá、Pato no tucupi、Maniçoba、Açaiなど沢山あります。
ベレンのレストラン情報
絶対食べたい!ベレンの美味しいグルメ3選 -おすすめの料理からデザートまで
Tacacá
ベレンの人は、食前のスープ「タカカ(tacacá)」を飲みます。

マンジョッカの絞り汁を発酵させて作られたスープに、
干しエビとマンジョッカのゴマが入っており、しびれ草がピリッと効いて、すごく美味しいです。
Pato no tucupi。
我が家は、アヒル(Pato)ではなく、鶏肉(Frango)で作るので、
Frango no Tucupiというスープ料理になります。

Tucupiと呼ばれるマンジョッカの絞り汁を発酵させ、酸味が効いていて美味しいです。
ごはんと一緒に食べるとさらに美味しいです。
Açai
スーパーフードであるAçaiのベレンの食べ方は、
アサイーボウルやアイスなどのデザートとは全く異なった食べ方をします。

加工しない限りアサイーは甘くないので、魚のフライと一緒に食べます。
もちろん、アサイーのアイスクリームは濃厚で、美味。

Maniçoba(マニソバ)
マンジョッカの葉を7日間も煮込んだ料理、Maniçoba(マニソバ)。

もともと先住民の料理で、この料理が完成するまでに6人の先住民が亡くなったという説があります。
この料理は、ベレンでお祝い事の時に食べられ、
特に、10月に行われるカトリック三大祭りの一つ「CÍRIO DE NAZARÉ」の時などに食べます。
パラ州のお正月について
これを知ればブラジル通!?なぜ、パラ州のお正月は10月なのか?
このお祭り、「ベレンの人にとってのお正月」のようなもので、
他州に住んでいても、年に一回必ず「CÍRIO DE NAZARÉ」に帰省するようです。
ベレンで注意すべきこと
年間気温は25度から34度と日本の夏のような気温なのですが、
湿度が80パーセントから90パーセントととにかく高いです。
観光される時は、脱水症状、熱中症に注意し、水分補給をこまめに行ってください。