
ブラジルで結婚手続きをしようと思っている。
事実婚と結婚の違いってなに?
こんな疑問に答えます。
今回は、ブラジルには結婚の手続きが2種類ある!?結婚と事実婚の違いについて紹介します。
ブラジルの結婚には、união estável(事実婚)とcasamento(結婚)の両方が存在します。
法律上では結婚に変わりませんが、何が異なるのか調べてみました。
筆者も国際結婚しているので、ブラジルでCamanetoの手続きをしました。
日本と「結婚」の定義が異なるので、ブラジル人と交際している方は後悔する前に読んで!
ブラジルで重婚は違法ですが、複数の人と事実婚していてもバレないかも…。
時間、費用も異なるので、今後、ブラジル人と結婚する方の参考になれば幸いです。
事実婚と結婚の違い

ブラジルにはunião estável(事実婚)とcasamento(結婚)の2種類があります。
大きく言えば、事実婚と結婚は以下の違いがあります。ブラジルでは、重婚は違法です。
união estável:事実婚
- 書類上では、独身扱い
- 事実婚の場合、他の人と結婚や何人とでも事実婚が出来る
casamento:結婚
- 手続きをして、既婚者扱いになる
- 結婚手続きの時に、三択から名前が選べる
- 重婚は違法なので、既婚者が他の人と結婚することはできない
法律上では権利は変わりませんが、異なる点は、結婚では重婚が出来ませんが、
事実婚では他の人と一回の結婚や何人とでも事実婚の手続きをすることが出来ます。
では、次はunião estávelとcasamentoのメリットとデメリットを見ていきましょう。
união estável(事実婚)のメリットとデメリット

事実婚のメリット
事実婚は、簡単に手続きすることができます。
パートナーの仕事で、結婚の有無により、移動費などが異なる場合、
すぐに手続きすることが出来ます。
事実婚のでメリット
書類上では独身扱いになるので、他の人と事実婚していて、
さらに事実婚することも書類上では可能です。
書類上では何人も事実婚することは出来るとはいえ、そんな方はいないことを願いたい・・・。
公務員や仕事で、配偶者の有無で移動費が異なる場合があります。
早く手続きしたい人は事実婚の手続きがオススメ。
まず事実婚の手続きをして、結婚手続きをする人もいます。
事実婚は、言って見れば「お試し」にもとれます。
ブラジルでの事実婚の認識
先日、友人が結婚。しかし、招待を受けたのは婚約式。
「え、結婚式ではないのか?」と思ったのですが、
ブラジルならではの「結婚」認識問題が発覚。
友人は事実婚なので、その後に結婚手続きをする予定。
その後に、結婚式をするので、事実婚は「婚約」という認識のようです。
あくまで一例にすぎず、人によって認識、解釈は異なります。
casamento(結婚)のメリットとデメリット

結婚のメリット
日本の結婚と同じです。書類上では既婚者扱いになります。
書類上でも既婚者になるので、他の人と結婚手続きをしても重婚になり、
法律違反になるので出来ません。
結婚する場合、名前は三択から選ぶことができます。
- 日本同様、夫の姓になる。
- 夫婦別姓、旧姓を使う。
- 夫と妻の姓の両方を使う。順番は、かならず妻の姓の後に夫の姓になります。
結婚のデメリット
手続きの時間がかかる。費用も事実婚よりも高い。
手続きが複雑。同様に、離婚手続きも難しい。
日本同様の意味で考えるならば、Casamentoですが、
最近は、事実婚タイプの手続きも増えています。
ただ、個人的な意見としては、結婚式をあげる人はCasamentoの手続きをしている人が多いです。
私は、日本で結婚式をあげましたが、ブラジルの結婚式はスケールが異なります。
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