ブラジルと一言で言っても、場所によって、文化、天気など異なります。
ブラジルの国土は広く、日本の約22.5倍あります。
今回は、ブラジルの気候について紹介します。
全ての州は紹介できないので、パラ州とサンパウロ州の2州に絞りました。
雨季と乾季しかないパラ州と四季があるサンパウロ州、
州が異なるので、対策も異なります。
もし、観光などで来られる際にでも、参考になれば幸いです。
雨が降り始める音が聞こえるベレンの雨季
パラ州には、雨季と乾季のみです。
ベレンでは、雨の音を聞くことができます。静寂な空間で耳をすますと聞こえる、遠くから近づいてくる雨の音。
遠くから「サァー」という音とともに雨が降り始めます。
音は好きなのですが、時に困ったことも起こります。
こんなに雨が降る街、ご存知ですか?
雨が降りすぎると、こうなります!
この動画を見ると分かりますが、道が川のようになります。年に一回とはではなく、数回、動画のような状況になります。
車に水が入ると動かなくなるうえに、身動きが出来なくなるので大変です。
今年の雨量は多く、こうなりました。

川が氾濫し、市内にまで浸水してきます。
洪水状態になることは、雨季の中で年に数回で、ほとんどは30分程で止みます。
雨季は、12月から5月くらいまで続きます。
雨季の時期は雨量にもよるのですが、普段15分の移動時間が、1時間、2時間もかかるので、この時期の移動は、外に出ないことをオススメします。
雨季の時期は比較的に気温等は過ごしやすく、
ベレン市民は、この時期を「冬」と呼ぶそうです。
ベレンの地獄が始まる乾季!脱水症状に気をつけて
6月以降になると、乾季が訪れます。
パラ州民にとって、嬉しくもあり、辛い時期になります。
家にいても脱水症状が訪れるので、
観光で来られる際は、こまめに水分補給を行ってください。
この時期の良いこと(今年は、ほとんどのイベントが中止になりました)
・屋外のイベントが増える
例えば、日系社会のイベントやパラ州の「お正月」でもあるカトリック祭のシリオ大祭などが行われます。
カトリック大祭の一つ、シリオ大祭については、過去の記事をご覧ください。
とはいえ、良いことばかりではありません。
・乾季で要注意しないといけないこと
・脱水症状気味になり、食欲不振になる
・日中は熱中症になる恐れ
この時期は、夕方から行動開始になります。
熱中症対策を忘れずに、適度に水分補給されることをオススメします。
様々な格好で歩いているサンパウロ州の冬
パラ州は雨季と乾季ですが、サンパウロ州、リオ州、他州にも冬が訪れます。
ここでは、サンパウロ州の気温について紹介したいと思います。
サンパウロ州(特に、サンパウロ市内)では、四季があります。
ただ、サンパウロの冬は、日本の冬と異なり、昼間は夏のように熱く、夕方からは寒くなるので、服装が人によってバラバラです。
サンパウロのパウリスタ通りでは、キャミソール姿の隣に、コートを着込んだ人が歩いていたり、「今、何度?」という不思議な感覚に陥ります。
まとめ
ブラジルの国土は広く、一括りに言っても、場所によって気温は全く異なります。
特にパラ州ベレンでは、雨量により、川が氾濫するので動けなくなります。
一方、乾季の時期は、熱中症や脱水症状になるので、観光に来られる際はお気をつけください。
サンパウロ州の冬は、街を歩いている人の格好が様々なので、不思議な感覚に陥ります。
例えば、コートを着込んだ人、キャミソールの人など、人によっての体感温度が異なるのか、外の温度を知るために歩いている人を参考にしようと思っても、サンパウロ市内では当てになりません。とはいえ、夜は寒くなるので、時期によってはコートか羽織物が必要です。
いかがでしたでしょうか?
今回は、ブラジルの気温について紹介しました。