
なぜブラジルでは、こんなにもぽっちゃりさんが多いのだろうか!?
ブラジルの食生活で原因を知りたい!
こんな疑問に答えます。
前回は、「なぜ、太るのだろうか?ブラジルの食生活になれなくても良い理由」を
渡伯した日本人がブラジル生活でいつのまにか太ってしまう理由について、
実体験を含めて書きました。
今回は、「そもそも、なぜ多くのブラジル人は太っているのか?」ということを考えたいと思います。
ある調査によると、「ブラジル国民の過半数は適正体重を超えており、5人に1人は肥満である」というデータがあります。
2つ買えば、1つ無料というビジネスモデル
ブラジルのデリバリーメニューを見てると、
”少しのプラス料金でサイズアップ”あるいは”二つ買えば、一つ無料”という文字が多いこと。
例えば、ピザだとMサイズとLサイズの値段が変わらない、
あるいは微々たる差ということもあります。
どうせ払うなら「多めが良いよね!」と、この「お得感」につられて、
ついつい頼み過ぎてしまうことも。
これは、アパレルでも同じことで、ディスコントの設定として使われています。
日本では”価格が減るとお得”、ブラジルでは”量が増えるとお得”
というビジネスモデルが根底にあります。
ブラジルの食に太る要素あり!
ブラジル人の好きな食べ物はというのは、
ピザ、フライドチキン、バーガー、フライドポテト、チーズ、タピオカ
わかりやすくいえば、炭水化物か味が濃くて、美味しいものが大好き。
その1 炭水化物のオンパレード
ブラジルのレストランでは、ほとんど野菜は出ないし、あったとしても少量だったり。
レストランでブロッコリー入りご飯とジャガイモのピューレが同じ皿にあることも。

ご飯=炭水化物、ジャガイモ=炭水化物なので、二重の炭水化物なので、
太る要素が満載。
そもそも、ジャガイモをブラジルではサラダとして捉えているのかと思うほど、
よく食べます。フライドポテトは、本当によく食べます。
ピザは、デリバリーでは一番コスパがよく、かつイタリア移民の影響で、
ブラジルのピザは食べないと損というくらい美味しいです。
これも、ついつい安いので、楽したい日の定番メニューですが、気をつけたい食事です。
その2 ブラジルの朝食は、炭水化物から始まる
ブラジルの朝食で食べる「タピオカ」も炭水化物…。

マンジョッカのでんぷんがタピオカになるのですが、
チーズ、はちみつなどをかけて食べるので、朝からカロリーオーバー。
その3 ブラジルでよく食べるお米の食べ方に意義あり!
ブラジルでは、お米をよく食べます。
このお米の食べ方に意義あり!
用意するもの
・お米 ・ニンニク ・玉ねぎ ・水 ・サラダ油
作り方
まず、お米をとぎ、油でニンニクを香りづけします。
そこに、みじん切りした玉ねぎをいれ、お米を炒めます。
全部炒めたら、水を入れ、塩で調整します。
水分が吹っ飛んだら、火を消して、蒸らして出来上がり!
お米だけでもカロリーがあるのに、さらに炒めるとは…。
ブラジルは、太るための食事が多すぎるので、自己管理が大変。
その4 晩御飯の時間が遅すぎる
ブラジルで、友人と晩御飯に行こうと約束すると、だいたい21時あたり。
だいたい23時、24時くらいまで、何かを食べています。
深夜に食べると、高血圧と脂肪が組み合わさったメタボリックシンドロームの関係性があり、
心臓病や2型の糖尿病のリスクを増やす可能性があります。
つまり、食べる時間の注意が必要です。
誘われたら、(事前に食べて)軽食だけにするなどの工夫が必要。
砂糖の量が尋常じゃない!
ブラジルは、サトウキビ生産量第1位の国です。
ブラジルのジュースを飲んだことある方は、ご存知かと思いますが、ジュースに入れる砂糖の量。
甘すぎて飲めないのですが、本来のフルーツの甘さを消す砂糖の量…。
炭酸飲料も好まれますが、あの炭酸飲料にも大量の砂糖がはいってます。さらに、食後に飲むコーヒーにも大量の砂糖をいれます。ケーキも想像以上の甘さ。

ブラジル人のほとんどは、砂糖で出来ているのではと思うほど、砂糖が大好き。
ジュースの砂糖、コーヒーの砂糖、ケーキの砂糖など砂糖だらけと言っても過言ではないのですが、
それに気づいていないことが一番の原因です。
ブラジルでは、砂糖の摂りすぎには気をつけて!
そもそも、太っていることを肯定している人多すぎ!
そもそも論ですが、太っていることを肯定する人が多すぎ!
友人いわく、「美味しい料理を知りたかったら、デブに聞くのが一番!」というほど、
太っていることに自信を持っている人すらいます。
太っていることを悪いと言っているのではなく、命の危険にさらされることもあるので、
お気をつけください。