日本食で欠かせないお米のように、ブラジル食で欠かすことのできないファロッファ。
マンジョッカ(キャッサバ)芋をすりおろして、乾燥させたものを「ファリンニャ」と呼び、
さらに味付けしたものを「ファロッファ」と呼びます。
ファリンニャ、ファロッファともに、ブラジルでは欠かせない存在です。
今回は、ファロッファのもとであるファリンニャ(Farinha)について紹介します。
このファリンニャ(ファロッファ)は、州によって異なります。
様々な州で食べ歩いてきましたが、ダントツのオススメの州は?
各州によって異なる!?パラ州のファリンニャの名産地
ブラジル人が愛してやまないファリンニャは、各州によって異なります。
サンパウロ州のファリンニャは、粉のようにサラサラなのですが、
パラ州のファリンニャは、ちょっと大きめの粒で、歯ごたえがあり、
マンジョッカの味がほのかにします。
色々な州でファリンニャを食べ比べましたが、
パラ州に住んでいるという贔屓ではなく、
ダントツのオススメはパラ州のファリンニャです。
他州のファリンニャと比べて、味は濃厚で、
パラ州のファリンニャには唯一食感があります。
パラ州のファリンニャの名産地、ブラガンサ!
ベレンで食べられるファリンニャは、ほとんどブラガンサ産の物です。
ブラガンサは、ベレンからバスで4時間ほどのところに町があります。

Bragantinaとは、ブラガンサ産を意味しています。
食べてしまい、残りが少なくなっていますが、
ベレンのスーパーでは、ペットポトルに入れられて、ファリンニャが売られています。
最近は、密封できる袋でも売られるようになりましたが、
ペットボトルタイプの方が圧倒的に多いです。
なぜ、ペットボトルタイプが主流かと言うと、
湿度が高いので、密封するには最適だったようです。
驚くことに、ペットボトルに入れる売り方は、日系人が発案されたようです。
ファリンニャには、粉タイプと太いタイプがあります。
私がオススメするのは、Grossoタイプのファリンニャ。
歯ごたえ、食感が粉状よりも味わえることが出来ます。
ファリンニャには、黄色と白色の二種類があります。

白色よりも黄色の方が、食欲をそそるので、
売られているほとんどのファリンニャは、黄色タイプですが、
そもそもマンジョッカは、白色が自然な色で、黄色は加工された色なんです。
ファリンニャには、いろんな食べ方があります。
味付けして、ファロッファとして食べる食べ方もありますが、
私は、素朴な味が楽しめるので、味付け無しのファリンニャで食べます。
ファリンニャのオススメの食べ方
朝ごはん編
・半熟の目玉焼きとファリンニャ
半熟の目玉焼きにファリンニャをかけて食べます。
ファリンニャのカリカリとした食感と半熟加減が絶妙で、
ほのかにマンジョッカの味もします。
・アサイーとファリンニャ
この食べ方は、アサイーがないと食べれませんが、オススメの食べ方です。

ファリンニャのカリカリっとした食感とアサイーの相性がよく、何度も食べたくなる味です。
これは、完全にパラ州の食べ方です。笑
食事編
フランゴアサードという鳥の丸焼き料理にレモン汁をかけて、ファリンニャ(ファロッファ)と一緒に食べます。
鳥のエキスをファリンニャ(ファロッファ)が吸収するので、美味です。
私のオススメは、フランゴアサードと一緒に食べることですが、
お肉料理とは相性が良いです。
お肉のエキスをファリンニャ(ファロッファ)が吸収するので、
最後の最後まで料理を楽しむことが出来ます。
ブラジルのファリンニャは、各州で異なります。いろんな州で食べ歩きしてきましたが、住んでいるから言うわけではなく、オススメファリンニャのダントツは、パラ州のブラガンサ産です。
本当にオススメなので、食べてみてください。
まとめ
日本食にとってのご飯のように、ブラジル食に欠かせないファロッファ。
ファリンニャは、マンジョッカ、キャッサバと呼ばれる芋で作られて、乾燥させたものです。ファロッファは、ファリンニャを味付けしたものです。
各州によって、ファロッファの作り方は異なり、
パラ州のファロッファは粒が大きく、カリカリとした食感があります。特に、大きめの粒で作られたブラガンサ産は食べ応えがあります。
ファリンニャの色には、白色と黄色の二種類ありますが、黄色は加工された色で、本来の自然な色は白色です。黄色が主流で、なかなか白色のファリンニャを見つけることは難しいです。
ファリンニャのオススメの食べ方を紹介しました。お肉料理のエキスまで、ファリンニャあるいは、ファロッファは吸収するので、最後の最後まで楽しむことが出来ます。
ブラジルで旅行される機会があれば、ファリンニャあるいはファロッファの食べ比べをしてみてください。本当に味、形が異なるので、面白いですよ。