海外の大学に留学って、学生時代に一度は夢見た時期ありませんか?
今回は、ブラジルの大学院の事情について紹介します。
なお、今回の記事は2016年にUFPAに聴講生として受講していたものです。
現在は、ほとんどの大学でオンライン授業なので、2016年の状況とは大幅に変わっています。
その点は、ご了承ください。
ブラジルで大学院生活を送ってみた
2016年、大学院の授業を受講出来ることになりました。
その当時について、紹介したいと思います。
当時のスキル
ブラジルに住み始めて、2年目。
ポルトガル語基本動詞を勉強中。
大学院のレベルには到達していないことを自覚しながら、とりあえず授業を受講してみました。
聴講生の立場なので履修は出来ませんが、授業に参加させてもらうというスタンスです。
日本とブラジルの授業は異なる!?ブラジルの大学は予想外の連続!?
ブラジルでは、日本の大学生活が異なります。
その一つには、科目によって、授業の開始日と終了日が異なります。
レポートを出すのは同時期なので、早めに終わらした方が良いかと思います。
大学院の授業は4時間で休憩もありますが、授業の進行具合によっては、
休憩は割愛されます。
日本では考えられないことですが、授業内にお菓子などが回ってきます。
毎回、誰かしらの差し入れがあったので、驚きました。
授業中の発言などがポイントになり、出席の紙もまわってきます。
授業内の様子について、今後紹介したいと思います。
日本とは異なる!?印刷事情
日本では、授業中に扱う資料などは授業内で配布されるかと思いますが、
ブラジルでは、学部専用の印刷所があり、そこに資料や扱う教材が置いています。
各自でコピーをしにいかなければいけません。
印刷所には、コピー専用のスタッフがいて、彼らにコピーをお願いします。
だいたい一箇所の印刷所に、数名しかいないので、結構時間がかかります。
教授たちが早めに印刷所に教材を置いていたら、すぐにコピーを頼めるのですが、
授業前日に置かれた日には、徹夜で読むことになります。
大学院の授業では、読まなければいけない教材と補足用の教材があるので、
先に授業で扱う教材を読み、時間があれば補足用を読みます。
私が受けた授業では、絶対に読まないといけない教材が毎回の講義で6冊ほど出たので、毎回フラフラ状態でした・・・。
予想不可能!?突然始まるストライキ
一番驚いたのは、ある日教室にいなくても誰もいなかったこと。
政府対大学のストライキがあり、休講のお知らせなしにストライキに突入しました。
ストライキについての情報は、事前に知ることもありますが、知らされないこともあります。
大学に行っても誰もいないし、誰も授業の再開を知りません。
結果、この時は二ヶ月ほどでストライキは無くなりました。
このストライキ、ブラジルの国公立大学ではわりとあるので、進学や留学予定の方はご注意ください。
まとめ
ブラジルの大学では、日本とどう異なるのか?
2016年に聴講生として参加した経験をもとに、作成しました。
現在はオンライン授業なので、当然変わっている部分もあります。
対面式の授業では、戸惑いの連続でした。
授業時間だけでなく、授業中に回ってくるお菓子たち。
日本では、教材は授業中に配布されますが、
ブラジルでは指定の印刷所があり、各自でコピーを取りに行きます。
一番戸惑ったのは、大学のストライキでした。
教室に行っても、誰もいない、授業再開も分からないなど、初のストライキ体験だったので、
あとで友人に質問攻めをしてしまいました・・・。
いかがでしたでしょうか?
ブラジルの大学に進学予定や留学予定の方の参考になれば幸いです。
今回は、ブラジルの大学院の事情について紹介しました。