
日本では6月第3日曜日が父の日。
でも、ブラジルでは8月第2週日曜日。なんで違うの!?
こういった疑問に答えます。今回は、父の日の由来と国別の父の日について。
母の日は日本やブラジルでも5月第2日曜日で同じなのに、
どうして父の日が国によって異なるのか疑問に思い、調べてみました。
なぜ、「父の日」は国によって異なるのでしょうか?
国によって異なる、世界の父の日
母の日は、5月第2日曜日。しかし、父の日は国によってさまざまです。
日本では父の日は第3日曜日、ブラジルでは8月第2日曜日。
国別で父の日を調べてみました!
3月19日
イタリア、ポルトガル、スペイン
イタリアでは、イエス・キリストの養父、つまり聖母マリアの旦那さんである“サン・ジュゼ”の祝日に当たるとされています。
5月8日
韓国
「父の日」というわけではなく、「両親の日」と両親に感謝する日。儒教の思想から、両親を敬う気持ちが重んじられています。
6月第3日曜日
日本、アメリカ、カナダ、イギリス。
8月8日
台湾
9月第1日曜日
オーストラリア、ニュージーランド
12月5日
タイ
世界各国の父の日は宗教観や歴史によって様々です。
そもそも父の日は、どうやって制定されたのでしょうか?
「父の日」の発祥について調べてみました。
「父の日」の歴史について調べてみました
1910年6月19日、アメリカのワシントン州スポケーン市で初めて「父の日」が祝われました。
「父の日」の始まり
ウィリアムさんという父親がいて、彼は南北戦争の生き残りでした。妻に先立たれ、男手一つで、娘ソノラさんの子育てをしました。
娘のソノラさんは、教会で母の日の説教を聞いている時に、「父の日」があっても良いのではないかと考え始めました。母の日は、1908年に始まり、1914年に制定されています。
ソノラさんが父親の誕生日(6月19日)に父親を讃えるイベントを行ったことから、スポケーン市の多くの人々の心を動かすことになり、結果的に父親に感謝する日は6月19日に行われるようになりました。
その後、1966年から日程が6月第3日曜日になり、
72年にニクソン大統領によって正式に「父の日」と定められました。
アメリカを倣い、多くの国では6月第3日曜日に「父の日」として祝福され、日本もこれに倣いました。
ではなぜ、ブラジルでは「父の日」は別の日なのでしょうか?
ブラジルの「父の日」の始まり
ブラジルでは、「父の日」は1953年8月16日に始まりました。
聖母マリアの父親である聖・ジョアキンの日にかけて、
O globo新聞が広告宣伝の一環として始めたことが始まりと言われています。
翌年54年には、家族で祝いやすくするため,8月第2日曜日に変更されました。
アメリカの「父の日」とは異なり、広告の宣伝とは悲しいものがありますが、
ブラジルの「父の日」として定着しました。
「父の日」は年に一回しかありませんが、毎日感謝の気持ちを忘れずに、
父親と接したいですね。
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