リオデジャネイロにある、思わず息を呑むほど神秘的で美しい図書館をご存知ですか?
今回は、リオに行ったら行ってみたい!?幻想図書館について紹介します。
ハリーポッターの世界のような内装と静寂が醸し出す幻想的な空間は、
時を忘れるほどです。
驚くことに図書館ですが、本には一切触れることが出来ません。
触ることのできない図書館!?まるでハリーポッターの世界
まるでハリーポッターの世界に入ったかのような錯覚に陥る芸術的な雰囲気は、
Real Gabinete Portugês de Leituraと言う名の王室ポルトガル図書館、幻想図書館です。

幻想図書館は入館無料で、入り口で氏名や国籍を記入するだけで入館できます。
35万冊以上の古書が並んでいますが、保存の関係で触れることは出来ません。
あまりの美しさに時間を忘れるほどです。
ポルトガル語が初めて認定された本も展示されています。

セントロ地区にある、まるで教会のような外観!
幻想図書館があるのは、旧市街のセントロ地区。
裏通りにひっそりと建っており、
後期ゴシック様式で建てられた建物は、まるで教会のような外観で、
そのまま通り過ぎてしまいそうです。

この外観は、ポルトガルの首都リスボンにあるジェロニモス修道院をモデルとして建てられました。
幻想図書館の歴史は、1808年にナポレオン軍のポルトガル侵攻によって、ポルトガル王室がリオに流れてきた頃まで遡ります。
ポルトガル王室によって、急速な近代化が進められ、その一環として、1837年5月14日に、ポルトガル人によって、母国の書籍を提供するために設立された図書館が、幻想図書館こと、王立ポルトガル図書館です。
当時は限られた人しか出入りできない特別な図書館でしたが、
1900年に公立図書館になりました。
館内のガラスケースには、ポルトガルの詩人、Luis Vas de Camõesの代表作『Os Lusíadas』の本があります。

すべて『Os Lusíadas』なのですが、パリで出版されたものや様々な『Os Lusíadas』が展示されています。

『Os Lusíadas』は、16世紀のポルトガルの古書であり、大航海、民族を讃える書物で、いわば、古代ギリシャのホメールスのイーリアスや、日本の古事記のような書物です。
詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

ポルトガル以外の国で、35万以上のポルトガル語の蔵書は最大の図書館として高評価されています。
静寂さと内装が醸し出す幻想的な空間
幻想図書館の中に入ると、思わず息を呑んでしまうほど、
幻想的な世界が広がっています。
3階まで設けられた書棚には、35万以上の古書が並べられています。この古書の中には、1513年のマヌエル勅令(大航海時代に、ポルトガル王国が世界帝国に拡大するにあたっての政治改革)、ブラジルの文豪Machado de Assisの「Tu, só tu, puro amor」も保管されています。
青い壁、装飾的な柱、天窓のステンドグラス、存在感のあるシャンデリアが合わさり、さらに図書館内の静寂さで、幻想的な空間が醸し出されます。

まるで芸術のような美しさで、あまりにも非現実な世界なので、
リオにいることを忘れてしまいます。
死ぬまでに行きたい!?幻想図書館への行き方
幻想図書館へのアクセスは、地下鉄のUruguiana駅から徒歩5分です。
図書館があるセントロ地区は治安の悪い地域のため、出来れば3時までに行くことをオススメします。出来れば正面までUber等で行かれることをオススメします。
今回紹介した幻想図書館はこちら!
Real Gabinete Português de Leitura
R. Luís de Camões, 30 – CentroRio de Janeiro
まとめ
リオデジャネイロにある、思わず息を呑むほど神秘的で美しい図書館。
Real Gabinete Português de Leituraと言う名の幻想図書館。
図書館ですが、本には一切触れることが出来ません。
ハリーポッターの世界のような内装と静寂が醸し出す幻想的な空間は、
時を忘れるほどです。
リオに行かれた際は、行かれてみてはいかがでしょうか?
今回は、リオに行ったら行ってみたい!?幻想図書館について紹介しました。