
しびれる感覚の食材があるって本当?
ベレンでしか味わえない食べ物が食べたい。
こんな疑問に答えます。
甘い、塩辛い、酸っぱいなど、味覚に色んな味があるかと思いますが、
「ピリっ」と痺れるような、麻痺するような味覚を経験したことはありますか?
今回は、ベレンでしか味わえないしびれ草について紹介します。
北部パラ州には、痺れるような感覚の食材を使った郷土料理があります。
この食材の名前は、感覚の名の通りしびれ草、
ポルトガル語でJambuと呼ばれるキク科の植物です。
学名では、Acmella oleracea。
痺れる感覚!? ジャンブーとは!?
しびれ草(以下 ジャンブー)は、一口噛むとピリピリっと痺れる感覚があります。

ジャンブーには、食欲増進の効果と麻酔効果があります。
昔、歯痛治療の麻酔薬としても用いられていました。
初めて食べると舌が痺れるので、危険な感じもしますが、
昔は歯痛治療の麻酔薬としても用いられていました。
北部では、昔から愛用されている食材なんです。
ベレンの日系人は、おひたし等の料理にも使います。
ジャンブーの舌が痺れるマヒ度は、新鮮なジャンブーを使っているほど、
舌が麻痺する感覚になります。
鮮度が落ちると、あまり麻痺する感覚にはなりません。
痺れる感覚を味わいたい!?舌が痺れるお酒
パラ州の首都ベレンには、この痺れる感覚を体験出来る料理やお酒が沢山あります。
その中でも、一番痺れる感覚を味わえるのは、ジャンブーで作った焼酎!!
このお酒、飲むとビリビリと舌が痺れ、何とも言えない感覚を味わうことが出来ます。
何度飲んでも、この感覚が堪らなく、クセになります。
今では種類が豊富!
・元祖ジャンブー焼酎の公式サイト
・ふらっと飲みに行きたいお店情報
ベレンで食べないと! 魅惑のスープ
日本人にとって、お味噌汁のような感覚で飲めるスープなのですが、
ベレンの地元の人々は、食前に飲みます。
痺れる感覚を味わえる郷土スープの名は、タカカ(Tacacá)。

この何とも言えない毒々しい色。すごい色ですよね…。
黄色の正体は、トゥクピーというマンジョッカ(芋)から作られています。
マンジョッカは、シアン化合物という毒を含んでいるので、
生では食べることが出来ません。
スーパーでは、生で販売されていますが、必ず毒抜きが必要です。
スープの場合、3~5日間かけて煮込むことにより、毒素を取り除いていきます。
だから、食べるときはご安心ください!毒素の心配はありません!
タカカは、ジャンブー、マンジョッカのしぼり汁の酸っぱさが合わさって、
酸っぱくもあり、しびれる感覚にもなるという不思議なスープ。
スープの酸味の中に、ジャンブーと干しエビが入っているので、
舌が痺れる感覚と干しエビから出る塩分が、スープによく合う!
スープの虜になる程、飲めば飲むほど、クセになります。
Tacacá da Vileta
Av. Duque de Caxias (Tv. Vileta)
Belém, PA
営業時間 16:00〜23:00
タカカは、屋台で始まった料理なので、今だに屋台で販売されています。
おススメのタカカも、食堂といえるのか、本当にシンプルな作りです。
地元の方しか通わない、知る人ぞ知るタカカ。
でも、外観から想像できないほど、
ここで食べるタカカ、マニソバなどは美味しいので、食べてみてください。
ほかにも、ベレンには魅惑の料理が沢山ありますよ!
ぜひ、ベレンにも観光しにきてくださいねー!